本をつくるってこういうこと

本をつくるってこういうこと。「ミシマ社営業部vsライツ社営業部」 話題の出版社の営業手法・宣伝手法

まちライブラリー@森ノ宮キューズモールで行われた、
本づくりの舞台裏を知ることができるシリーズイベントに参加してきました。

このまちライブラリーでのワークショップ系のイベントは、
参加人数そんなに多い印象ではなかったのですが、
今回は満員でキャンセル待ちにまでなっていたようです。

小さいながらも話題作を連発しているという、人気の出版社「ミシマ社」と「ライツ社」の営業担当者のお二人も、話し始めに
「こんなにたくさんの方が来られるとは!!」
と驚いてらっしゃいました。

そして、某有名な書店の担当者の方とか、新聞社の方も来られていたようで街ライブラリー@森ノ宮キューズモールの奥のスペースがいっぱいになり、イベントはスタートしていきました!

どんなお話が聞けるのかと、私も楽しみで仕方ありませんでした。

そもそも出版社って?よく知らなかった

そうそう、私もなんの考えもなく思いつきぐらいの感じで
絵本、お話を制作し始めました。
もちろん、「絵本作家として食べていくぞ!」みたいなことではなく、
単純に絵を描くことや、ストーリーをつくること、メッセージを表現することが好きやって、「ただつくりたい!」だったり「たくさんの人とつながりたい」その術としてつくりはじめました。

そんなぐらいの知識のもんだから、よくよく考えてみれば
本がどのようにして作られて、どのようにみんなの近くにやってくるのか?
全く知らなかった!

今回のお話のテーマは「営業手法・宣伝手法」なので、
制作のフローなんかはあまりお話にはなかったけど、
「著者」「出版社」「書店」の他に、
「取次」という存在があることを、恥ずかしながら全く知らなかった!

出版取次(しゅっぱん とりつぎ)とは、出版とその関連業界で、出版社書店の間をつなぐ流通業者を指す言葉。単に取次とも。
取次と書店との関係は、卸売問屋と小売店の関係に当たるが、委託販売制度により、書店が在庫管理を考えなくて済むのが、他の業種との大きな違いである。

日本の出版流通は取次主導型の体制により、取引の仲介、配本・返品の管理、代金回収などを一手に引き受けるほか、取次が出版社と書店の仲に入って信用保証を行うことにより、再販売価格維持、委託販売制度といった日本独自の業界制度を実質的に維持する役割を担っている。

Wikpedia

ただ、全部の出版社が「取次」を介しているわけではなく、ディスカヴァー・トゥエンティワンといった出版社や、アマゾンジャパンの小売では、取次を介さない相互の直接取引を増やすことを志向する企業があるとのことです。

ミシマ社さんも、この直接取引のスタイルで一冊一冊にかなり力を込めているという言葉がとても印象的でした。

もちろんライツ社さんが、一冊一冊大切にしていないわけではないという、ツッコミが入りましたね。それはそうですよね、でも直接取引をするということは書店側に作業や手間が増えるからこそ、両者間の熱意や信頼関係がより重要だったりするのかなと感じました。

営業シーンの実演

話の中で、両社の方のそれぞれの営業スタイルや、会社の考え方の違いが
それぞれの方の人柄にもよく出ていておもしろかったです。

そして、終盤にそれぞれの営業担当の方の書店での営業実演がありました。

ミシマ社の方は、ちょっと嫌がっているようにも見えましたね。
でもそれは、ちょっと内向性が強めな気質ながらも、誠実で真摯なスタイルであるがゆえだったのかなって見ていて思いました。
とても社交的でオープンな雰囲気のライツ社の営業担当の方に対して、
物静かでとても落ち着いてどっしりしたような雰囲気に思いました。
それゆえか、言葉一つ一つにも熟考されたような重みを感じました。

実際、誰でも本を出してそれなりの収入になったりしないのか?

今回僕は、ちょっとこんなことを思いながら参加しました。

Kindle版の電子書籍が、データ作成さえできるのであれば
とっても簡単にリリースできたり、ホームページやSNSを使用すれば
一応誰でも、直接読者となりうるような人にアプローチすることができる。

もちろんそれはそうなんだけど、
やっぱりみんな本は本屋や、有名なサイトでの古本の購入などはすれど、
どこの誰かもよくわからんかったり、内容が明らかに薄かったりすれば当然売れるわけもなく。

それを売れるレベルに昇華させたり、知見やノウハウにより
企画段階でダメな要素を見極めたり、改善したり。
その部分を担っているのは、出版社さんなので、
やっぱり簡単にはいかないなっていう風に思いました。

まぁそうですよね…そんな簡単に売れるんやったら、
もっと出版業界のあり方が変わってしまいますよね。

とはいえ、電子書籍やインターネットとスマホの存在が
書籍というものあり方を変えているし、
これからも変わることは確かなのではないでしょうか。

やっぱり、本っていいな

僕は基本的に荷物がいっぱいになったり、
家にものが増えることを好みません。

だから、そんなに強い気持ちが働かない音楽は
軒並みデータダウンロードで、それで満足。

しかし、本に関してはどうしても手にとって読みたくなるし
購入してしまいます。
なんなんでしょうね、スマホで文字ずっとはもたないんですよね。

とかく、出版に対しての知見を深めて、
なんとか「しあわせクローバーのはっぴぃ」も世に送り出して
好きなことして生きるをしっかり証明できたらいいな。

っていう、なんともいえないオチ。笑

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